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音楽ジャンル「クラッシック」とは何か?(意味・語源・由来・歴史は?)

紀元前以前に誕生した音楽ジャンルに「クラッシック」というものがありますが、

クラッシックの意味や由来、語源、歴史はどうなっているのでしょうか?

早速、調べてみる事にしました。


クラッシックとは何か?(意味)

クラッシック音楽は直訳すると、一流の伝統的に有名な古い時代の音楽

といった意味になりますが、一般的には西洋の芸術音楽を指します。

西洋音楽は古代ギリシアにて始まりました。その他にも、

ベートヴェン、モーツァルト等の音楽家が活躍した

古典派音楽(1730年代-1810年代)の事を指すとも言われています。


クラッシックの名前の由来は?(語源)

クラッシック(classic)という言葉の語源はラテン語のclasssisからきた

と言われており、昔、地中海を中心とする交易船が同じ船団である

目印につけた旗
の事を指していました。そこらか派生して、

それをあやつる上流階級富豪を指すようになり、その後、文学や芸術

の分野でも使用されるようになりました。


クラッシックの歴史は?(起源)


古代西洋音楽

クラッシック音楽の歴史は古代ギリシア(紀元前2600年-紀元前753年)まで

遡ります。当時、ギリシアでは竪琴や縦笛を使って詩の朗読や劇の上演、

神を祭る儀式の場で音楽が用いられていました。ただし、この時代の楽譜は

残っていない為、明確な事はわかっていないのが現状です。


中世西洋音楽

その後、6世紀から15世紀にかけての西洋の音楽を中世西洋音楽

いいます。単旋律の楽曲や2つ以上の旋律を同時進行させる

ポリフォニー(多声音楽)も誕生しました。単旋律の音楽としては、

グレゴリオ聖歌をはじめとするキリスト教の聖歌が数多く生まれました。

中世音楽の代表曲:グレゴリオ聖歌



ルネサンス音楽

15世紀から16世紀にかけて作られた音楽の事を言います。

ルネサンス音楽の中心的なレパートリーはカトリック教会の典礼のための

宗教音楽でした。宗教音楽の伴奏にはオルガン、また宮廷行事に際しては

各種管楽器、弦楽器が用いられていました。


バロック音楽

17世紀初頭から18世紀半ばまでの音楽の総称の事をいます。

バロック音楽では、音楽と個々の感情の結びつきが深い楽曲

数多く生まれました。また、感情と結びついた音楽表現を探求した結果、

オペラ(演劇と音楽によって構成される舞台芸術)が誕生しました。

また、近代音楽の和声法や長調・短調などの作曲技法の基礎が

確立され、協奏曲やソナタ等のジャンルが誕生しました。

バロック音楽の代表曲:バッハのピアノ協奏曲第1番



古典派音楽

1730年代から1810年代まで続いた時期の芸術音楽の総称を指します。

ソナタ形式と呼ばれる演奏形式が発展し、交響曲や協奏曲、ピアノソナタや

弦楽四重奏曲、などが盛んに作られました。

古典派音楽の代表曲:ベートーヴェンの運命


ロマン派音楽

ほぼ19世紀のヨーロッパを中心とする音楽を指します。

古典派音楽から受け継がれた楽式の構造は維持しながら、

半音階的な新機軸に混ぜ合わせようと試み、よりいっそうの

動きのしなやかさを追求しました。

ロマン派音楽の代表曲:ショパンの幻想即興曲



現代音楽

20世紀以降の音楽の事を指します。

19世紀まで多用されていた平均律やソナタ形式などの音楽様式は

崩壊し、転調に次ぐ転調や調性を持たない無調な音楽など、

1つの様式や流派に統一されない様々な音楽が次々と生まれています。

現代音楽の代表曲:ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」
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