音楽ジャンル「テクノ」とは何か?(意味・語源・由来・歴史は?) |
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「ハウス・ミュージック」から派生した音楽に、「トランス」・「テクノ」と呼ばれる
ジャンルがありますが、「テクノ」の意味・特徴・語源・歴史はどうなって
いるのでしょうか?早速、調べてみる事にしました。
テクノ(Techno)とは何か?(意味・特徴)
テクノとは「ハウス」から派生した音楽の一種です。
アメリカのミシガン州デトロイトから生まれましたエレクトニック・ダンスミュージックです。
特徴としては、シンセサイザー(電子楽器)を使用し、
電子的な音を利用した特有のSF・未来志向を強調している所があげられます。
テクノ(Techno)の名前の由来は?(語源)
「テクノ」という名前は、「テクノのゴッドファーザー」と呼ばれる
ホアン・アトキンスによって名づけられました。1988年にイギリスの
ヴァージン・レコードによる取材の中で、インタビュアーが「あなた方の音楽を
どう呼んだらいいのか」と問い掛けた所、ホアン・アトキンスが、
「おれたちはテクノと呼んでいる!」と答え、その記事が、
イギリスの雑誌「ザ・フェイス」内で紹介された事に由来します。
ちなみに、「テクノ」とは、ギリシャ語で、「技術・技巧・芸術」をあらわす
単語「テクネ」(希:Techne)を接頭辞として使用する場合の言葉で
ダンスミュージック「テクノ」の語源であり、英語「テクニック」(Technic)
の語源でもあります。
テクノ(Techno)の歴史は?(起源)
テクノは、1980年代前半にアメリカのミシガン州デトロイトで生まれました。
当時、アメリカのデトロイトに隣接する都市であるシカゴでは、
大半がゲイの黒人で占められるクラブにおいて「アップテンポ」、「4つ打ちのリズム」、
「極めて短い音・同じメロディーラインを何度も繰り返す小節」が特徴の
ハウス・ミュージックと呼ばれる音楽がDJによって掛けられていました。
その後、シカゴとデトロイトを行き来する人々によってハウス・ミュージックが
デトロイトへ持ち込まれると、新しい音楽活動が始まりました。
同じ学校に通っていた音楽仲間でありDJ集団も組んでいた
「ホアン・アトキンス」、「デリック・メイ」、「ケヴィン・サンダーソン」は、
ハウス・ミュージックが持つ享楽性に対し、電子機器が発する独特な音で
厳しい現実を反映したシリアスな音楽を生み出しました。
その後、テクノミュージックは全世界へ広がり、さらにさまざまな要素が
組み込みながら試行錯誤を繰り返しつつ現在へと至っています。
「テクノ」の代表曲。
全世界で600万枚の売上を記録した「インナー・シティ」の「ビッグ・ファン」
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